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2010/02/17(Wed)

7. 省エネルギー基準-熱損失係数「Q値」編

■次世代省エネルギー基準とは
 これは、地球温暖化防止の観点から1999年3月に改正告示された
「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断と基準」及び
「同設計及 び施工の指針」のことです。具体的には主に、どれだけ断熱性能が
あるか(熱損失係数)、どれれだけ気密性能があるか(隙間相当面積)の2点の
性能基準が設けられています。
 この基準は、1980年に初めて定められ、1992年に一度、改正されていたものですが
21世紀の住まいづくりに照準を合わせて、全面的に改正されました。住まいを快適に
するのが次世代省エネルギー基準のポイント。家づくりの基礎知識として、しっかり
勉強しておきましょう。

■断熱性能は「Q値」という数値で表されています
 「Q値」とは、熱損失係数(kcal/m2h℃)を示します。断熱性能を表した数値で、
建物の内と外の温度差が1℃の時、1時間に失われる総熱量を床面積で割ったものです。
「Q値」は数値が低ければ低いほど断熱性能(省エネ性能)が高いことになります。

■世界各国及び国内各地の省エネルギー基準「Q値」の比較
 アメリカ 2.74
 イギリス 2.03
 フランス 1.65
 カナダ  1.43
 ドイツ  1.16(単位はkcal/m2h℃旧表示)
 日本の場合は、北海道から沖縄までを6つの地区に分け、地区ごとに「Q値」の基準が示されています。
北海道など極寒地区は1地区でQ値は1.6w/m2k 関東以南、千葉県など多くの地区が該当する地区は、4地区でQ値は2.7w/m2kとなります。
当然、極寒地区の1地区の方が、高い性能を求められています。これは、断熱材の厚さや窓サッシの性能で指定され、設計段階で決まります。しかし、この考え方は冬の熱損失しか考慮しておらず、地球温暖化の影響で毎年の温度上昇が危惧される今日おいては、夏場の冷房の熱損失を考慮すべきで、地域に差をつけることなく1地域レベルの「Q値」と遮熱対策が必要とされるべきだと、近年考えられています。
 また、基準値をクリアすると「高断熱・高気密の家」と呼ぶ資格を得ることになります。ですが、これはあくまで基準値であって拘束されるものではありません。4地区の現状をみると4地区の基準をクリアした家、4地区の基準をクリアしない家、また、1地区の基準をクリアした家などが混在しています。ところが。1地区の基準をクリアした家、4地区の基準をクリアした家、どちらも「高断熱・高気密の家」と呼ばれ、同じ扱いになってしまいます。しかし、この違いは歴然です。
 たとえば、40坪の家でオール電化、どの部屋も同じ温度で快適にしようとした場合、光熱費は、1地域(北海道)の基準では1.5万円、4地域(東京、千葉)の基準では15万円前後の費用がかかります。呼び方は同じ「高断熱・高気密の家」でも、これだけの違いがあります。
 以上のように日本の基準は、先進諸国と比べるとレベルが低く、国の住宅基準や法律には多くの問題点や矛盾があり、残念ながら日本は、住宅後進国と言わざるを得ないのが現状です。

8. 省エネルギー基準-隙間相当面積「C値」編

■次世代省エネルギー基準とは
 これは、地球温暖化防止の観点から1999年3月に改正告示された「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断と基準」及び「同設計及
び施工の指針」のことです。具体的には主に、どれだけ断熱性能があるか(熱損失係数)、どれれだけ気密性能があるか(隙間相当面積)の2点の性能基準が設けられています。
 この基準は、1980年に初めて定められ、1992年に一度、改正されていたものですが、21世紀の住まいづくりに照準を合わせて、全面的に改正されました。住まいを快適にするのが次世代省エネルギー基準のポイント。家づくりの基礎知識として、しっかり勉強しておきましょう。

■気密性能は「C値」という数値で表されています
 「C値」とは、隙間相当面積(cm2/m2)を示します。気密性能を表した数値で、1平方メートル当たりにどれだけの隙間があるかを表わした数値で
す。「C値」は数値が低ければ低いほど隙間が少なく、気密性能(省エネ性能)が高いことになります。

■世界各国及び国内各地の省エネルギー基準「C値」の比較
 アメリカ  4.55
 ノルウェー 1.65
 ドイツ   1.16(cm2/m2)
 日本の場合は、「Q値」と同様に、北海道から沖縄までを6つの地区に分けられていて、1〜2地区が2.0cm2/m2、3〜6地区が5.0cm2/
m2と設定されています。仮に、次世代省エネルギー基準のC値5.0cm2/m2ですと、45坪の住宅ですと2時間で家の中の空気全部が入れ替わってしまいます。これでは、冷暖房費を浪費するばかりです。C値5.0cm2/m2では、夏の外気温度30℃、冬の外気温度0℃、外部85%の平均湿度の侵入を止めることはできません。推奨値は、0.5cm2/m2で、この場合、家の中の空気は20時間で1回入れ替わります。

 断熱性能と気密性能は一対のもので、どちらも高いレベルでバランス良く機能しなければ、ほんものの高性能住宅にはなりません。詳しくは、次回の断熱編、次次回の気密編で詳しくご説明致します。


2010/01/15(Fri)

6. 外壁について

■性能チェックを忘れずに…
 外壁材は、メンテナンスのあまりかからない、耐用年数の長いものを選びましょう。
現在は、工場生産で比較的安価なサイディングが主流となっていますが、最近は健康配慮、環境問題などの影響や風合の魅力などから、塗り壁が再び注目されています。デザイン性やコストはもちろん、耐久性、耐水性、遮音性、断熱性などの性能チェックも忘れてはいけません。性能チェックを怠ると、住んでから予想以上のランニングコストがかかり、家計に負担をかけるケースもあります。

■最強の外壁はレンガ積み
 レンガ積みで仕上げた外観は、独特の高級感や趣きがあります。耐久性・耐火性・耐震性にも優れ、ほとんどメンテナンスの必要がありません。通常の外壁は、メンテナンスとして塗装の吹き付けや張り替え、コーキング処理などが10年毎に必要で、費用は一度に数百万円もかかります。レンガにはそういった手間や費用はいりません。半永久的にメンテナンスフリーなのです。
高級でコストがかかるという先入観から、近年の日本ではレンガ=レンガタイルのようにとらえられ、レンガは貼るものというイメージが定着してしまいましたが、レンガは本来、積み上げるもので、それによってレンガ本来の持ち味を発揮します。
また「新しさ」ではなく「古さ」を大切にする価値観が『レンガの家』にはあります。
自然の産物だけを素材としながら半永久の堅牢さを備え、時を経てなお美しくぬくもりを失わないレンガは、現代人にとっても理想的な外壁材といえるでしょう。

■本物のレンガ『テラコッタ』
 テラコッタレンガとは、1000℃以上の高温で焼き上げられた高硬度・高耐久のレンガだけに許される呼び名です。レンガに空いている穴は、補強の鉄筋を通すためのもの。
縦横に鉄筋をくまなく配し、構造体にビスでしっかり固定します。
これにより、レンガ積みの外壁自体が躯体のような丈夫さを備え、地震や強風にガッチリ耐える強い家ができあがります。また、火に強いレンガですから、耐火性能も抜群です。
また遮音性能も見逃せません。

■主な外壁材
 ●サイティング ボード状の外壁材で、窒業系と金属系、木質系があります。工場生産のため、比較的低価格ですが、耐久年数が短く、こまめなメンテナンスが必要となります。
また、横張りは雨が入りやすいので、縦張りをお薦めします。

 ●塗り壁・モルタル モルタルを下地に樹脂系の素材や漆喰・珪藻土などの自然素材を塗る方法。カビや細菌の発生を抑える効果もあり、耐火性・耐久性・断熱性に優れています。

 ●タイル・レンガ 粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて焼成した素材。水分を吸収しにくい磁器質や石器質のものは耐久性・耐火性・遮熱性・断熱性・遮音性に優れています。


2010/01/12(Tue)

■耐久性・重さ・メンテナンスをチェックしよう
 屋根に関しては外壁材同様メンテナンスに手がかからず、
 耐用年数の長いものが良いでしょう。
 また、重さも建物に負担をかけないという意味でとても重要です。

■屋根の耐久性比較
 石綿スレート板:耐久年数/12年 1坪当たりの重さ/60kg
 セメント瓦:耐久年数/25年 1坪当たりの重さ/150kg
 陶器瓦:耐久年数30年 1坪当たりの重さ/220kg
 フッ素鋼板:耐久年数/35年 1坪当たりの重さ/20kg
 アルメットルーフィング:耐久年数/50年 1坪当たりの重さ/30kg
 ステンレス:耐久年数/60年 1坪当たりの重さ/60kg
 チタン合金:耐久年数/200年 1坪当たりの重さ/20kg

*値段は、安い順に石綿スレート板、セメント瓦、陶器瓦、フッ素鋼板、
 アルメットルーフィング、ステンレス、チタン合金です。形状や趣きによって 
 個人それぞれに好みがあると思います。上記のように、いろいろな
 種類の屋根材があります。
 以前は当たり前のように施工されていた陶器瓦は、他部材と
 比較するととても重いことが分かります。
 一坪当たり220kgもありこれでは構造にも負担がかかるばかりです。
 しっかり見比べ判断しましょう。

■推奨屋根材・アルメットルーフィング
 ジンガリウム鋼板と呼ばれる優れた素材で新しく開発された屋根材です。
 軽量(1坪当たりの重さは約30kg)で耐久性は50年。
 表面が特殊加工されていて、遮音性などに優れています。

■屋根の断熱・換気も大切です
 屋根の断熱材も各社によってまちまちでしょう。屋根断熱の場合、性能面から
 考えると断熱材は、ウルトラフォイルとエコ断熱材のセルローズファイバーを
 合わせて使うとより高い性能を確保できるでしょう。
 それ以外は火災などいろいろな場合に問題がありますのでお薦めできません。
 また、棟換気の重要性が見直されています。夏の熱気や湿気、冬の暖房による
 結露などで、いつの間にか住宅の木材は腐ってしまいます。
 これらを防ぐには一年を通しての効果的な棟換気が必要です。


2010/01/11(Mon)
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新年はじめてのブログです。
年が明け、少し時間がたってしまいましたが。。。

新年明けましておめでとうございます!

旧年中は格別のご高配に預かり厚く御礼申し上げます。
本年も変わらぬご愛顧のほど宜しく申し上げます。

昨年は100年に1度の大不況といわれ
建設業界も大打撃の一年でありました。が、
お陰様でわが社は目標の年間棟数をなんとかクリアすることが
できました。これはひとえにお客様や従業員、また弊社の業務に
携わりご協力頂いた全ての方のおかげと感謝しております。
有難うございました。

今年は、昨年にも増して厳しい状況になると予測されます。
勝負の年です。
これまでやってきたことを信じ常に進化しながら、
社員一同 力を合わせ頑張って参ります!

今年もたくさんの出会いに期待を寄せて。。。


2009/12/19(Sat)

4. 構造について

■「壁式工法」それとも「軸組工法」?
 木造住宅は「在来軸組工法」と「壁式(2×4)工法」に分類することができます。
在来軸組工法は、建物の荷重を柱や梁といった「軸組」=「点と線」で支えるため、
部材にかかる荷重が大きく、変形量が大きくなります。
一方、壁式(2×4)工法は「壁」=「面」で支えるので強度が高くなります。

■含水率を抑えた木材は最良の建材
 鉄骨やコンクリートは見た目丈夫そうに見えますが、耐久性、強度などを
総合的に比較すると木が最良の建材です。
引っ張られる力、圧縮される力、曲げの力、あらゆる強度も、スギは鉄・コンクリートの
強度をしのぎます。
 しかし、木の特性を引き出すためにはいくつかの加工プロセスがあり、簡単に言えば
乾燥させることが大切です。未乾燥の木材には35%以上の水分が含まれていて、
そのまま使うと木材が腐ったり、くるいが生じたりします。それにより木は腐るという
イメージが先行してしまっているのです。15%以下の含水率に抑えることが、
木の耐久力の生命線です。

■圧縮強度の比較
木  材(スギ):比重/0.31 圧縮強度/450 圧縮比強度/1450
軽量コンクリート:比重/1.70 圧縮強度/200 圧縮比強度/120
普通コンクリート:比重/2.35 圧縮強度/250 圧縮比強度/110
ガ  ラ  ス:比重/2.50 圧縮強度/1000 圧縮比強度/400
アルミニウム:比重/2.70 圧縮強度/2000 圧縮比強度/750
鋼       :比重/7.85 圧縮強度/4500 圧縮比強度/600
               単位:1cm2あたりキログラム

■適材適所に国産材
 土台・柱には、シロアリが寄り付きにくいヒノキ、桁・梁には強度のあるスギなど、
適材適所に木材を使い分けることが大切です。しかもD15(含水率15〜10%)と
呼ばれる丈夫な木材など、品質の確かな国産無垢材が望ましいでしょう。
そうすることで、完成後、構造材の伸縮で家の強度が弱まったり、シロアリの被害に悩んだりということを防ぎます。当たり前のようですが、しっかりした材料を使わなければ、200年耐久の家などできるはずがありません。ちなみに、建築業界の現状ではD20(含水率20〜15%)木材が一般的に使われています。

■「構造」その他の注意点

○外断熱工法と内断熱工法の違いは、断熱材を施工する位置の違いです。
外断熱工法は、構造体である柱の外側に全体をくるむように断熱材を施工。
内断熱工法は、柱と柱の間に詰め込むように施工。
どちらも断熱材と施工がしっかりとしていれば、性能は変わりありません。

○通気層とは、断熱材と透湿防水シートを施工した後に設けられる空気の通る12mm以上の空間のこと。外壁材から侵入した雨水などの湿気を、室内に入る前に乾かしてしまうことと、遮熱層としての役割があります。

○地熱利用の家、屋根裏の熱を利用する家などの家が現在あります。しかしこれらは、地下を掘ってモーターを取り付けたり、屋根裏におおがかりな工事をしなければいけません。また、修理も簡単にはできません。施工設置には、約400万円の費用がかかりまので、これらはあまりお薦めできません。もし、400万円を設備費用をかけるのならば、構造体自体の性能を高めることをお薦めします。なぜなら、月々の光熱費を節約できますので、すぐにその分は取り戻すことができるからです。

■見えない部分が大切。部材を厳選して、がっちり施工
 見えない部分こそが大切です。たとえば、強度を出すために、外側に壁パネルのケナボードを張って、在来軸組工法と壁式工法を合わせ持つ構造にします。
ケナボードは、壁倍率2.8倍〜3.2倍の強くて軽い、結露を防ぐ建材ですので、より頑丈な構造になります。また、筋かいは金物でしっかり固定する。2階床は24mm合板。家のねじれを止め、耐震・耐風に威力を発揮します。床は、根太の上にスギ板を張り、更に仕上げの床板で強度のある二重構造にします。透湿防水シートは、断熱材や構造材を雨水から守ることが目的で施工されるため、断熱材の外側(外壁側)に施工します。その他にも、いろいろ見逃せないポイントがあります。
 
もっと詳しく勉強したい方は、体験宿泊や施工現場の見学会、家の勉強会も行っていますのでお問合せ下さい。
体感宿泊、施行現場の見学会は予約制、見学は2〜3日前にご予約いただければ、いつでも対応します。


2009/11/30(Mon)

■「布基礎」それとも「ベタ基礎」?
 基礎は家を支える重要部分です。基礎は主に「布基礎」と「ベタ基礎」に分類されます。
 「布基礎」は、従来の一般的な木造住宅の場合に、もっとも多く採 用されてきました。
 これは、土台(柱)下のみのコンクリート基礎で、床下は土のままとなります。
 一方、「ベタ基礎」は、床下全面をコンクリートで覆う基礎です。縦横に鉄筋を入れ、
 コンクリートを流し込んで造る為、地震や台風にも強くなっています。
 また、地面からの湿気や害虫の予防にも効果があります。
 今では主流になってきた「ベタ基礎」ですが、施工の仕方によっては強度・ 耐久性に
 差がありますので、しっかりチェックしましょう。

■コンクリートの強度設定が重要
 基礎の強度と耐久性はコンクリートの質で決まると言ってよいでしょう。
 現在の建築基準法では、強度18KNと定められていますが、これでは30年程度しか
 もちません。
 住宅寿命を100年以上と考えると最低でも強度30KNは必要です。
 また、スランプと呼ばれるコンクリートの硬軟を示す基準があります。
 スランプが大きいコンクリートは、軟らかいコンクリートということになりますので、
 スランプは12cm以下が望ましいでしょう。
 コンクリートの強度は見た目では判断しずらいので、強度試験成績報告書は必ず
 提出してもらいましょう。

■コンクリート強度と耐久年数
 呼び強度〈16〉  耐久年数 25年
 呼び強度〈18〉  耐久年数 30年 
             ※一般的に使用されているコンクリート強度
 呼び強度〈21〉  耐久年数 45年
 呼び強度〈24〉  耐久年数 65年 
             ※橋や鉄筋コンクリートの家が使用しているコンクリート強度
 呼び強度〈27〉  耐久年数 80年
 呼び強度〈30・37・40〉  耐久年数 100年
               ※耐久年数を100年以上にするために必要なコンクリート強度
 
■コンクリートはデリケート
  コンクリートは扱いひとつで、出来がまったく違ってきます。
  いくつかの行程をしっかりとした手順で施工しなければ、本来の強度を得ることが
  できません。
 
 1. ぐり石を並べて丹念にてん圧します。
 2. 防湿ビニールを敷き、その上で鉄筋を組みます。その際、防湿ビニールの耐久性も
   非常に大切です。防湿ビニールは、農業用ビニールなどの一般的なものは、
   約3年で水蒸気を通してしまいます。
   一方、40年間、水蒸気を通さないスウェーデン製のビニールなどもありますので、
   どちらを施工するかで大きな差になります。また、鉄筋組みは、鉄筋のかぶりを
   60mm以上とする場合は、立ち上がり幅は150mm以上必要です。
   ベタ基礎工事は、厚さ150mm以上、立ち上がりの高さは400mm以上、
   幅は150mm以上が望ましいでしょう。
 3. 型枠にコンクリートを流し入れ平らにならします。立ち上がりも後日、同様に施工します。
 4. コンクリートを打った後、最低でも1週間養生し、型枠をはがした後も更に、
   ビニールをかけて養生します。こうすると強度が高まります。
   また、高周波バイブレーターでコンクリートを打設します。
   この際、高周波バイブレーターを使用するかどうかを確認することも大切です。
   一般のバイブレーターでは密度のあるコンクリートにはなりません。
   更に、水ガラスと呼ばれる特殊コーティングを施せば、200年耐久の基礎が造れます。

■もっと頑丈な基礎を造るなら…
  1. アンカーボルトのピッチは1.2メートル以下が望ましいでしょう。
  2. 直下型地震に備えて、ホールダウン金物の位置を確認。
  3. ベタ基礎の場合は、予算が許せばベース圧250mmにして、ダブル配筋にすると
   いいでしょう。
 4. 建物の角には、コーナーハンチを設けると強度が高まります。


2009/11/17(Tue)

2. 地盤改良について

前回ブログでは、敷地調査と地盤調査の大切さをお話しました。
引き続き今回は、もし、調査の結果が悪く、地盤改良の必要が生じてしまったら
どうするか? 
基礎工事で対応できない場合は、地盤補強工事を行って建物を安全に支えなければ
なりません。色々な工法がありますが、いくつかご紹介します。

地盤改良の種類
 
■表層改良工法 軟弱層がGL-2.0m以浅に分布している場合に適用されます。
セメント系固化材を軟弱地盤に散布して、原地地盤の土と混合・攪拌・ 転圧を行い
版状の固結体を造る工法です。

■柱状改良工法 軟弱層がGL-8.0m程度まで分布している場合に適用されます。
軟弱地盤の土にセメント系固化材と水を混ぜたものを注入攪拌して、 地中に柱状の
改良杭を造る工法です。

■小口径鋼管杭工法 軟弱層がGL-8.0m以深まで連続している場合に適用されます。
柱状改良工法では対応できず、杭先端のみで荷重を支持する場合に、鋼管で
住宅を支える支持杭工法です。

その他、次世代工法

工法によっては、土壌汚染や杭の引き抜き処分・環境など次世代への影響が考えられ、
現在では撤去が簡単で、環境に優しい工法が積極的に取り入れられています。

■コロンブス工法 地盤を発泡樹脂に置き換え、建物荷重を用いて不同沈下を
防ぐ工法です。超軟弱の土地にも対応できます。

■ジオクロス工法 基礎直下にシートを敷いて、不同沈下と沈下量を防止する工法です。

以上のように地盤補強工事を大別すると、軟弱な地盤そのものを固めてしまう
地盤改良と、既製の杭を打設する工法とに分けることができます。
地盤の状況によって、安全性やコスト面でも大きな差がありますので、
しっかり勉強することが大切です。


2009/11/06(Fri)

前回ブログでは、家造りを失敗しない為に、「性能」について学ぶことが重要で
あることをご説明致しました。いよいよ今回からは、具体的に勉強していきたいと思います。
まず第1回目は『土地』についてです。おつき合いよろしくお願いします。

1. 土地について

その土地に家が建てられるか?

建築基準法により、敷地に接する道路の状況によっては、敷地面積に入れることが
できない部分があったり、住宅を建てることができない土地があります。
また、住宅を支える地盤は、住宅が沈んだり傾いたりしないためにもとても重要です。
 設計に入る前に、必ず敷地調査と地盤調査をしておかないと、後で図面を大幅に直したり、地盤改良をしなくてはならなくなったりして、余分な費用がかかってしまうケースもあります。土地の状況を調べず、設計や契約をどんどん進めてしまう業者もいますので注意が必要です。

まずは地盤状況を調べよう
 
地盤は、住宅の基礎を支えます。地盤がしっかりしていなければどんなに頑強な家を造っても意味がありません。たとえば、不同沈下といって、地盤の強さが均一でなく、家が沈んだり傾いたりしてしまうことがあります。
また、敷地調査も契約前の重要事項説明前に済ませなくてはいけません。敷地を既にお持ちの場合も、設計の前までに調査が必要です。
権利関係や細かい法規制、敷地図面や測量図、上下水道やガスの設備図面などの図面があれば取り寄せて、確認しましょう。
 
 敷地調査では、たとえばこんなことを調べます
 ■法規制 建ぺい率、容積率、用途地域、防火地域、接道義務、セットバック、
  私道負担の有無、道路傾斜制限、北側斜線制限など。
 ■登記簿 抵当権などの権利関係、登記簿上の面積、地目など。
 ■敷地の状況 敷地の原寸や形状、道路や隣地との境界や高低差、上下水道、ガス、
  電気の設備状況など。
 ■環境 日当たり、採光、風通し、騒音、周囲の建物など。

 以上、設計、敷地調査と地盤調査の大切さをお話しました。
予算を組む際には、業者に敷地調査費用を支払い、しっかりとした調査をすることが
何よりも大切です。そうすれば、地盤が良くない敷地でも、その土地に一番合った設計と、
地盤改良工事を行えるし、基礎工事でもその土地に見合った対策をたて、
施工することが可能となります。


2009/10/23(Fri)

平成18年6月に住宅政策の抜本的改革に向けて「住生活基本法」が制定されました。
この基本法は簡単に言うと、住宅の質を高めて、メンテナンスを繰り返しながら超長期に
わたって住める家造りを推進することと、個人の財産として住宅の価値を維持できるように
して、これを社会全体の資産として継承していけるようにすることを目的としています。

現在、日本の住宅の平均寿命は26年と言われていて、あまりにもひどい現状です。
家を造るために使われる木材や建材、その他あらゆる資源は効率を考えずに使い放題、
しかもリサイクルの難しい廃材を大量に排出して、これ以上、次世代にツケを回すわけには
いきません。
 
ではなぜ、このようになってしまったのでしょうか。
これから、どのような家を造ればいいのか。。。
第一歩に何をどう考えればいいのか。。。

皆様のお役に少しでも立てるように、話を進めていきたいと思います。
 
まず最初に言わなければならないのは、勉強不足ということです。
建築会社も施工主も勉強を怠ってきたから、このような結果を招いているのです。
特に、これから家を建てようと考えている方には、もっと勉強をしてもらいたい。
そうでなければ、失敗する可能性が非常に大きいと言わなければなりません。
とは言え、実際に勉強を進めるのは簡単ではありません。建築雑誌を見ても、専門用語が
多いし、何をどう判断すればいいのか解らない。各建築会社はたいてい自分のところが
一番といいます。そして、都合の悪いことは当然話しません。いろんな会社から話を聞けば聞くほど混乱してしまうこともあります。住宅の善し悪しは、いろんな要素の組み合わせで決まるので、とても難しい部分がたくさんあります。
 
私の経験から、いくつか絶対に避けてもらいたいことがあります。

それは。。。  「思い込み、先入観を持たない」
          「コストだけで判断しない」

この2つを念頭 に置いて欲しい、これが家造りを成功させる第一歩です。

いくつか具体例をお話します。
 
たとえば、住宅展示場を見学したとします。
和・洋・輸入住宅・レンガ積みの家・南欧風など、いろいろなスタイルの家があります。
ここで「思い込み」が発生します。ある展示場が南欧風に造られていると、そのメーカーは南欧風の家しか造れないと錯覚してしまうケースがあります。そうではありません。
自由設計の家を造れる会社であれば、どんなスタイルの家でも造れますし、間取りも1mm単位で変えることができるのです。
見学した家イコールその会社ではありません。ここで、先入観を持ってしまうと、先には進めません。決めつけるのではなく、好きなようになるという認識を持って、質問したり相談して下さい。
 また、外観や内装仕上げなどが立派すぎてコスト面を心配して1歩引いてしまう、
逆に、安そうな家を見るとここでは質の高い家は造れない、こんな色メガネで見てしまうこともあります。大切なことは、予算や考え方をしっかり伝え、どういう対応をしてくれるのかを見極めることです。
当然、予算が決まっているのであれば、出来ることと出来ないことがありますが、ここからが本当の勉強になります。
 
 冒頭でお話したように、私達建築従事者やこれから家を建てようとする施工主には、「住生活基本法」を遵守する責務があります。また一方では、デザイン、設備、性能など、何に重点をおくかは施工主が決めることは、当然のことであります。そんな中、どう考えれば良いのでしょうか。
一つの提案ですが、自分のこだわりによって順番を明確にして考えてみてはどうでしょうか。

1.長持ち   2.健康で暮らせる  3.エネルギーのかからない家 
4.エコ住宅   5.地震に強い   6.耐火性に優れている 
7.快適な家  8.性能   9.デザイン  10.コスト
 
取りあえず10の項目を設定しました。
この中から優先順位を決めて、考え方を整理し、貪欲に質問して勉強して下さい。
 
次に勉強をしていく課程の中で、いくつか気をつけてもらいたいことがあります。

住宅は、とても曖昧な点が多いことです。
まず、コストでいうと坪29.8万円なんていうチラシを見かけることがあります。価格は諸条件によって違いますし、各社違った条件で価格が表記されます。本体価格はいくらなのか、この価格で何がどこまで含まれるのか、しっかり確かめることが大切ですし、その見極めも簡単ではありません。基準が曖昧なのにローコストばかりを追い掛けるは時間の浪費です。
もっと難しいのが性能についてです。
どの会社も「高断熱・高気密・健康住宅」と口を揃えたようにアピールします。ですが、その性能がA社・B社共にぴったり同じであるはずがありません。

1つの例をご紹介します。
 
1999年に「次世代省エネルギー基準」が設けられています。
この基準は、北海道から沖縄までを6つの地区に分け、地区ごとに望ましい基準値(Q値という。断熱性能を表わした数値)を設定しています。北海道などの極寒地区は。地区でQ値は1.6w/m2k、千葉県は、地区でQ値は2.7w/m2kと なります。当然、極寒地区は。地区の方が、高い性能を求められています。これは、断熱材の厚さや窓サッシの性能で指定され、設計段階で決まります。そして、その条件をクリアすると「高断熱・高気密の家」と呼ぶ資格を得るわけです。ですが、これはあくまで基準値であって拘束されるものではありません。
地区の現状をみると。地区の基準をクリアした家、地区の基準をクリアしない家などが混在しています。ところが。地区の基準をクリアした家、地区の基準をクリアした家、どちらも「高断熱・高気密の家」と呼ばれ、同じ扱いになってしまいます。しかし、この違いは歴然です。
たとえば、40坪の家でオール電化、どの部屋も同じ温度で快適にしようとした場合、光熱費は、1地域(北海道)の基準では1.5万円、4地域(東京、千葉)の基準では15万円前後の費用がかかります。呼び方は同じ「高断熱・高気密の家」でも、これだけの違いがあります。
 
また、「住宅性能表示制度」という、性能を等級で表わす制度があります。

1.構造の安定 2.火災時の安全 3.劣化の軽減 4.維持管理への配慮  5.省エネルギー 6.空気環境 7.光・視環境 8.音環境 9.高齢者への配慮

以上9項目について、それぞれ等級表示されます。
これは、住宅を設計・施工する際に、性能向上ということに対して、どの程度の配慮をしているかを示す一つの目安になります。
更に、今後の家造りの取り組みとして国交省が発表した「200年住宅ビジョン」も動き出し、認定を受けた住宅もあります。このような制度もしっかり勉強することが大切です。
このような動きを見ると、やはり「性能」について学ぶことが重要であることが解ります。

次回からは、次のように具体的に性能について話していきたいと思います。

1.土地
2.地盤
3.基礎
4.構造
5.屋根
6.外壁
7.各国の省エネルギー基準の比較
8.各国の隙間相当面積基準の比較
9.断熱性能
10.気密性能
11.計画換気
12.窓サッシ
13.ガラスの性能
14.リサイクル
15.オール電化
16.工法の検証
17.地震対策
18.耐火
19.室内環境
20.遮音性
21.住宅病
22.コスト削減
23.ローコスト住宅のからくり
24.内壁・床・天井・階段
25.設備機器
26.完成補償制度

追記

 「建築医学」という考え方もあります。悪い住環境によって発症するシックハウス症候群やアトピー性皮膚炎などの住宅病が問題になっています。一方、良い住環境では、無垢材を始め、自然素材を使うことによって、自然治癒力が高まり、様々な病気が治ったという事例も報告されています。
家族の健康を守る為 に、見逃してはならない観点です。
また、どんなにいい家を造ったとしても、そこに住む人の物の考え方が悪ければ、家族は幸せにはなれません。常に家族が喧嘩し、不平不満や愚痴を言い合ってばかりいてはいけません。家造りをきっかけに、改めて自分を見直し、「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れないことが大切です。また逆に、物の考え方が素晴らしい人でも、悪い家・快適でない家を建ててしまうと、心がすさみ不平不満が出るようになり、もめ事の多い家庭になってしまいます。つまり、家造りは幸せ造りと言っても過言ではありません。

どうか、しっかり勉強して、いい家を造って幸せになって下さい。


2009/06/12(Fri)
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6月11日東京でアイキャスの勉強会に参加してきました。

空気は、私たちが生きていくために必要不可欠なものです。

今この瞬間も、私たちは絶えず呼吸をしています。

私たちの住む「室内環境」はどうなのでしょうか。

化学物質の少ない建材を使用するだけで室内の空気環境は改善

できるのでしょうか?

継続的に安定した室内の空気環境づくりを実現したのが、アイキャス

システムです。

木炭の特性を最大限に活かし、室内のイオンバランスを調整することに成

功し、風薫る五月のように爽やかな室内環境をつくります。

現在、習志野で施工中です。詳しく知りたい方は、遠慮なく御申しつけ

ください。


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